新型コロナウイルスの「第6波」が猛威を振るい、苫小牧市内の小中学校でも学級、学年閉鎖が急増している。1月は延べ25校に上り、2020年春の一斉の臨時休校時を除くと月別では最多。各校は感染予防へ警戒を強めているが、参観日や宿泊学習の中止など行事にも影響が出ている。
市内小中学校では1月だけで19学級、6学年が新型コロナの影響で臨時休業となった。一斉休校を除けばこれまでの月別最多は21年5、8両月の6校で、市教育委員会の指導室は「以前の比ではない」と緊張感を高める。道教委は市町村教委に対し、部活動は内容を厳選して行うよう通知しているが、市教委は全道・全国につながる大会出場の練習を除き、原則中止を決めた。
緑陵中学校は2月に予定していた1、2年生の保護者参観を取りやめた。3月の卒業式に向け、学年ごとに続けてきた校歌や合唱曲の練習も中断。荒川歩校長は「歌声は人の心を動かし教育効果が大きい。本番に向け、これからという時だったのに」と残念がる。
感染予防を徹底させるため、来校者は可能な限り玄関口で対応。教室内の湿度を上げるため、全学級でバスタオルを教室内に干し、一部のクラスでは、生徒一人一人の机にタオルを掛けて授業を行っている。
例年2月には各小中学校が新1年生の保護者向けに校内で学校説明会を開いているが、今年は23小学校中8校、15中学校(啓北中山なみ分校を除く)のうち12校が中止を決定。新入生の体験入学も、多くの学校が見合わせる。ウトナイ小学校は説明会で、入学までに用意してほしい物や学校生活の流れなどを紹介する予定だったが文書で案内。同校は「(来校してもらうことで)学校の雰囲気が分かり、安心につながると思っているが、感染状況を踏まえた苦渋の決断」と語る。
同月上旬に5年生が日高方面で予定していた宿泊学習も、コロナ対策の観点から取りやめた。丹野靖彦校長は「体育の授業で生徒らが共通の用具に触れた後には、より念入りに手洗いを促すなど対策を強化したい」と気を引き締めた。
















