売上高5098億円に 道内IT産業 前年度比4・7%増 業界団体レポート

売上高5098億円に 道内IT産業
前年度比4・7%増 業界団体レポート

 道内のIT企業などでつくる北海道IT推進協会は、「北海道ITレポート2021」を発表した。21年度の道内IT産業の売上高は前年度比4・7%増の5098億円を見込み、調査開始以来初めて5000億円台に達する予想となった。

 売上高見込みに関する要因(複数回答)では、プラス要因(増収要因)は「道内受注量の増加」が35・6%で最多。これに「新規顧客の開拓」(27・8%)、「首都圏受注量の増加」(26・8%)が続いた。一方、マイナス要因(減収要因)では「人手不足」(28・4%)が最も多い。以下、「道内受注量の減少」(23・7%)、「首都圏受注量の減少」(9・8%)の順。

 20年度の総従業者数は前年度比2・2%増の2万2792人。全従業者に占める女性の割合は平均21・7%となった。

 採用状況では、新卒採用が「計画通りにできた」企業は39%と約4割を占めた。一方、中途採用については「計画通りにできなかった」が27・8%で、「できた」(19・5%)を上回った。

 離職率については「離職者がいない」企業が37%を占めたが、24%の企業が「離職率5%以上」と回答した。不足している業務部門(複数回答)ではSE(システムエンジニア)が71・8%で最多だった。

 経営課題(複数回答)では、道内事業所は「人材の確保・育成」(66%)が最も多く、これに「営業力の強化」(53・5%)が続く。道外本社事業所も「人材の確保・育成」(72・3%)が最多となった。

 レポートは、道内に拠点があるIT企業882社を対象に昨年秋に実施した実態調査を基にまとめた。212社が回答した。20年度の売上高は前年度比1・2%増の4870億円だった。

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