【北京時事】北京冬季五輪第5日は8日、フィギュアスケート男子のショートプログラム(SP)が行われる。3連覇を目指す日本のエース、羽生結弦(ANA)と平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)、18歳の鍵山優真(オリエンタルバイオ)が出場。羽生は日本時間午後1時19分ごろスタートし、引き続き宇野、鍵山が演技する。
スノーボード女子パラレル大回転には2014年ソチ五輪銀メダリストで38歳の竹内智香(広島ガス)と、18歳の三木つばき(キャタラー)が登場。
スピードスケート男子1500メートルは一戸誠太郎(ANA)、小田卓朗(開発計画研究所)がエントリー。アイスホッケー女子の日本(スマイルジャパン)は1次リーグ最終戦でチェコと対戦。
―前人未到 4回転半「絶対必要」
フィギュアスケート男子で94年ぶりの五輪3連覇を目指す羽生結弦(ANA)が7日、会場に近い練習用リンクで、6日に北京入りしてから初めて練習した。「集中しながら練習できた。いい感覚」と振り返った。
3連覇とともに、前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の成否が焦点となる。フリーの曲「天と地と」をかけた際に冒頭で転倒。35分間の練習で8回ほど跳んだが、いずれも転倒や両足での着氷、回転が抜けたジャンプだった。
現地入りするまでの練習でも「まだ成功していない」と明かした。「やっぱり難しいと思いながらやっているが、どうしても達成したい目標でもある」と話し、挑戦を貫く考え。「この五輪で上にいくためには絶対に必要」とも述べた。
過去の2大会より厳しい戦いになることは覚悟している。「今までの五輪は、(力を)出し切れば勝てる感覚でやってきた。今回はまだ成長しなくてはいけないところがある」と冷静に話した。
日本が銅メダルを獲得した団体のメンバーに入らず、個人戦に専念。8日のショートプログラム(SP)へ向け、「愛情を持って、できることを一つずつ積み重ねたい」と意気込みを語った。

















