今月6日に道都を襲った記録的な大雪と除雪の遅れにより、JR北海道は列車の輸送障害が続き、9日、島田修社長が定例会見の中で「公共交通機関として多くの皆さまに大変なご不便とご迷惑をお掛けしていることを深くおわびします」と陳謝。「雪害による非常事態」と受け止め、「公共交通機関としての責務を果たしたい。全線の運転再開に向け全力を尽くしたい」と語った。
島田社長は「途中駅で運行不能となった29本の列車が再度の大幅な遅れを招いた」と述べ、6日朝の時点で気象データなどを基に本数の間引きで運行は可能との判断だったことを明かした。しかし、午前10時すぎから昼にかけての降雪量が急激に増え、運行不能になったという。
留置車両の除雪は床下に機器があるため手掘り作業。雪は時間がたつと締まるため除雪に手間取り車両移動にも時間がかかり、再開が遅れたことを説明した。
今回の降雪では、協力会社や社員(駅・保線区・本社)などを合わせ920人を動員し除雪を実施した。留置列車29編成のうち、7日に6編成、8日には9編成を移動させて一部で運行を再開。残っている岩見沢方面と学園都市線は「間引き運行になるが、学園都市線は10日夜、道内特急列車は11日に再開する」との見通しを示した。通常のダイヤに戻るのは週明けという。
今年の最大積雪深(札幌市)は133センチ。過去30年間でも1996年の145センチに並ぶ高い数値。当時は深夜の降雪で運行列車はなく、丸1日の運休で再開できたという。
島田社長は「今回の反省を踏まえ、安全の確保や設備、輸送手配の在り方や明確な基準を含めた除雪動員の方向、利用者への情報提供の在り方などの改善策を検討したい」と語った。
1月の運休は4133本、2月は8日現在で2494本。両月とも前年同月を上回り、運休本数も今年度は2月8日時点で7024本に上り、前年度1年間の5902本を大幅に上回っている。
















