ワリエワにドーピング疑惑〔フィギュアスケート〕

ワリエワにドーピング疑惑〔フィギュアスケート〕
ロシア・オリンピック委員会(ROC)フィギュアスケートのカミラ・ワリエワ(時事)

 【ロンドン時事】北京五輪で8日に予定されていたフィギュアスケート団体のメダル授与式が行われなかった問題で、金メダルを獲得したロシア・オリンピック委員会(ROC)のメンバーで女子のカミラ・ワリエワ(15)が、ドーピング検査で陽性反応を示したのが原因である可能性が浮上した。RBCなど複数のロシアのメディアが9日、関係者の話として報じた。
 報道によると、北京五輪前の検査で検出された禁止物質は心臓の治療などに使うトリメタジジン。ワリエワは団体でショートプログラム(SP)、フリーともに1位となり、フリーでは女子で初めて五輪で4回転ジャンプを成功させた。15日からの個人でも、金メダル獲得が有力視されている。
 国際オリンピック委員会(IOC)のアダムス広報部長は9日の記者会見で、「国際スケート連盟と法的な相談が必要になった」と述べ、授与式を取りやめた詳細を明らかにしなかった。
 7日まで実施されたフィギュア団体は日本が銅メダルを獲得。米国が2位に入った。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る