新型コロナ感染拡大止まらず… 高校入試本番へ対策強化 学習塾もオンライン授業

新型コロナ感染拡大止まらず… 高校入試本番へ対策強化 学習塾もオンライン授業
オンライン授業と対面授業を併用している苫小牧練成会

 新型コロナウイルスの感染拡大で苫小牧市内でも学級閉鎖や休校が相次ぐ中、15日に私立高校(A日程)、来月3日には公立高校の入試が控えている。受験生らは感染予防に神経をとがらせており、学習塾も講師の抗原検査実施やオンライン授業導入など対策を強化し、指導に当たる。

 中学3年生約350人が通う苫小牧練成会では今年度から、講師が授業前に抗原検査を受けるようにしている。授業時には不織布マスクに加え、マウスガードを着用。体調に不安があるなどし教室に来られない生徒は、オンライン授業を選べるようにしている。

 例年1月下旬から5週にわたって毎週日曜日に展開している入試直前のゼミは、生徒同士が十分な距離を空けて座れるよう全教室を開放。欠席者には、自宅で視聴できる問題の解説動画を配るなどのフォローにも力を入れる。

 内山伸明塾長(41)は「年明け以降、オンラインを希望する生徒が増えた」と指摘。「感染予防にかなり気を配っているようで教室では言葉数を減らして過ごしており、自分用の消毒スプレーを持参する生徒も多い」と話す。

 市内に4教室ある進学予備校「トランスクール」では、感染者数が増え始めた1月中旬から中学生向けの授業をすべてオンラインにした。2年ほど前から対面授業と併用してきたが、今年に入ってオンラインを選ぶ生徒が増え始めたため、私立高校の入試前日の14日まではオンラインとし、それ以降は、感染状況を見極めながら対応していくという。

 室蘭栄高校が第1志望の苫小牧緑陵中3年の女子生徒(15)は、自宅の至る場所にアルコール除菌スプレーを置いているといい「万一に備え、両親ともあまり近距離で話さないようにしている。体調を崩さないよう、決まった時間にご飯を食べてリズムを整えている」と語る。

 苫小牧東高校合格を目指す同中3年の別の女子生徒(15)も「家では加湿器をフル稼働させた上、朝昼晩に全部屋の空気を入れ換えている。コロナにかからないよう十分注意し、自分の力を出し切りたい」と力を込めた。

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