苫工高 西村さん、早坂さんに最優秀作品賞 得意分野生かし作成 高校生建築 デザインコンクール

苫工高 西村さん、早坂さんに最優秀作品賞 得意分野生かし作成 高校生建築 デザインコンクール
デザインや機能性にこだわったバス停の模型を披露する西村さん(右)と早坂さん

 道など主催の2021年度高校生建築デザインコンクールで、苫小牧工業高校(宮岡勝郎校長)の西村理沙さん(18)、早坂亮哉さん(18)ペアの作品が最優秀作品賞に輝いた。全道5校計111点の応募作品の中から最上位を獲得。インターネットで結果を知ったという2人は「自分たちの名前があると思っていなかったのでびっくりした。うれしい」と笑顔だ。

 26回目となる今年度の設計課題は「身近なバス停留所の上屋」。高校が所在する自治体に実在するバス停留所で平屋、延べ面積5~15平方メートル、バリアフリーへの配慮が条件だ。

 同校は、毎年授業の一環で同コンクールに応募しており、2人は合同で取り組んだ。昨年9月ごろから話し合いを重ね、札幌市や新千歳空港へのアクセスが良好で、利用者が多い市内柳町のイオンモール苫小牧前の「職訓センター前」バス停を選択。それぞれの得意分野を生かせるよう、主に早坂さんがスケッチ、西村さんがデザインを担当し、約3カ月間かけて完成させた。

 作品名は「動きによる変化」で、波のようにうねる屋根と対角線上に配置された2カ所の出入り口が特徴的。普段からバスを利用する西村さんが、登下校時に風向きが変わることに気づき、風が吹き込みにくいよう気を配り、設計した。

 椅子とテーブルは収納式にし、使用しないときはスペースを有効活用できるようにした。バス停の柱はジェンガのような組み方にし、デザイン性を高めた。

 審査員からは「椅子の収納方法などアイデアの宝庫」「バス停という機能を満たしながら、さまざまな部位を可変式にし用途が広がる」と高く評価された。

 製作を振り返り「模型作りが大変だった」と西村さん。早坂さんは「頑張ってよかった」と話す。過去には最優秀賞作品が建築物として具現化したケースもあることから、2人は「苫小牧市でも採用してくれれば」とほほ笑んだ。

 同校からは、定時制含め18作品を出品。最優秀賞のほか、優秀作品賞(3作品)に同校簑島拓真さんと柳生尚也さんペア、同校定時制の高橋鉄三さんの2作品も選ばれた。17日に、同校で表彰式が行われる予定だ。

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