北海道バレーボール協会功労賞を受賞―苫小牧バレー ボール協会・吉田直志顧問

北海道バレーボール協会功労賞を受賞―苫小牧バレー ボール協会・吉田直志顧問
昨年12月の道協会90周年記念式典に臨んだ吉田顧問(提供)

 苫小牧バレーボール協会の吉田直志顧問(67)がこのほど、札幌市内で行われた北海道バレーボール協会創立90周年記念式典・祝賀会で功労者表彰を受けた。1993年から十数年にわたって協会理事を務めた実績などが評価された。苫小牧協会からは4人目の受賞。吉田顧問は「振り返れば長くバレーに携わってきた。そうそうたる方々と一緒に表彰を受けることができて光栄」と笑みをこぼした。

 式典には130人ほどが集まった。吉田顧問をはじめ近藤龍夫道協会名誉会長、道ヤングクラブ連盟交流大会の杯名にもなっている故櫻田義人元協会副理事長ら61人が表彰を受けた。道協会は1931年に北海道排球連盟として設立された。

 苫小牧市生まれで、光洋中2年生からバレーボール競技を始めた吉田顧問。市消防への就職時に国際審判員の資格を持つ先輩の誘いで競技審判をやるようになった。苫小牧協会にも名を連ね、事務局長や理事長、副会長など要職を歴任。昨年顧問に就任し、東胆振の各大会で審判活動を続けている。

 道協会理事時代は、年に2回札幌市で開かれる理事会に出席。時には協会主催の大会で委員長を務め、大勢の参加者を前にあいさつしたこともあった。日本協会など上部団体が決定した活動方針を「いかに苫小牧協会の仲間に分かりやすく伝え、円滑に実行できるかを考えてきた」。

 当時の苫小牧では男子バレーボールの第1回Vリーグ開催(1996年)、国内外の強豪大学が市内の高校生らと親善試合や合宿を行うなど、地域のバレーボールはにぎわいを見せていた。しかし、年々競技人口は減少の一途をたどり、3年目を迎えた新型コロナウイルス禍は数々の大会中止や選手たちの練習時間を奪い、競技力減退に影を落とした。

 「バレーは失った勘を取り戻していくのが大変」と選手、指導者らの苦しみをおもんぱかる。苫小牧協会は2020年に創立70年の節目を迎えた。新型コロナの影響で記念式典などイベントもできずにいるが、「競技PRや協会役員の結束強化、自信を持ってもらうためにも昔のように大きな大会を苫小牧に誘致できたら」と語った。

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