稲塚監督 古里に映画の編集拠点 「苫東映像プロジェクト」19日本格始動

稲塚監督 古里に映画の編集拠点
「苫東映像プロジェクト」19日本格始動
パソコンで編集作業に当たる稲塚さん

 苫小牧市出身の映画監督、稲塚秀孝さん(71)=東京都調布市在住=が設立した映画の編集拠点「苫東映像プロジェクト」が19日、古里の勇払29の旧飲食店跡地で始動した。稲塚さんは24日まで滞在し、過去の映像の再編集や現在撮影中の映像の編集作業に取り組む。

 稲塚さんは調布市の映画制作会社「タキオンジャパン」を拠点に活動してきたが、新型コロナウイルスの影響で日高線を題材にした記録映画の撮影が難航した経験から、道内にも作業できる場所をつくれないか模索してきた。

 新拠点は老舗すし店「べんてん鮨(ずし)」の跡地。昨年12月から今年1月ごろにかけて敷地内の一角を改装した。約18平方メートルで、パソコンを備えた編集ブースや打ち合わせを行うテーブルを置いた。

 当面、2017年制作の記録映画「憲法を武器にして」の再編集と追加映像を加えたDVD化のほか、現在撮影中の記録映画「役者として生きる~無名塾31期生の4人(仮)」の編集を道内在住のアルバイトの男性と2人で行うという。

 稲塚さんは「実家が徒歩圏内にあり、複数人が宿泊することも可能」と話し、将来的には編集だけでなくロケ隊の受け入れなど広い意味での映画制作拠点にする構想も打ち明ける。「市のフィルムコミッションと話し合いを重ね、市内を訪れた撮影チームとの協力体制も築いていけたら」と目を輝かせる。

 3月上旬には玄関に看板も設置し、存在をPRしたい考えだ。

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