早来小児童会がボランティア活動 高齢者施設に車いす寄贈  安平

早来小児童会がボランティア活動 高齢者施設に車いす寄贈  安平
リングプルを集めて交換した車いすを寄贈する早来小の児童たち

 安平町の早来小学校(山田耕一校長)は21日、児童会がボランティア活動でリングプル700キロほどを集めて交換した車いす1台を、町内早来栄町の高齢者施設「ケアハウスサックル」に寄贈した。

 リングプルは、地域住民や家庭の協力を得て集めた。児童会が交換した車いすの使い道について検討し、これまで児童が紙芝居の読み聞かせや歌などを披露して利用者と交流を深めてきたことから、寄贈先を同施設に決めた。施設で有効活用してもらおうと学校側からサックルに打診し、快諾を得た。

 同校で行われた寄贈セレモニーには、児童会役員の6年生5人が出席し、善意を託した。会長の小原朱莉さん(12)=6年=は「10年以上かけて(リングプルを)集めて車いすに交換した。私たちにとって、とても思い出深いもの。大切に使ってください」と呼び掛けた。

 謝辞を述べた中田良彦施設長は「お年寄りにとって、車いすは足の代わりになるもの。長く大事に使っていきたい」と話していた。

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