アメリカミンク公開へ 3月から 国内水族館で唯一 千歳水族館

アメリカミンク公開へ 3月から
国内水族館で唯一 千歳水族館
改修後初めてミンクを入れて動きを観察した=21日午前

 千歳市花園2のサケのふるさと千歳水族館は3月1日から、アメリカミンクを常設展示する。同館で哺乳類展示は初。ミンクの展示は国内水族館で唯一。準備が進む21日には、雌のミンク1匹を展示水槽に入れて同館職員がミンクの動きを入念に観察した。

 ミンクはイタチ科。かつて千歳市内には毛皮の製造が目的のミンク養殖場があり、数千匹を飼育していたという。現在は野性化して青葉公園や千歳川流域に生息する。千歳川の川底を見ることができる水中観察窓でミンクが魚を追う姿が確認されており、千歳川流域の自然がテーマの同水族館が展示を決めた。

 ミンクは環境省指定の特定外来生物のため、水族館は環境省と道の許可を得て昨年の秋から冬に流域のサーモンパーク内で雄1匹と雌2匹を捕獲。3匹は0歳で体色はシルバー。体長は雄が60センチ、雌50センチほど。水族館はきょうだいの可能性が高いとみている。食欲は旺盛で1日2回、サケの切り身に人工飼料を混ぜた餌を与えている。

 展示場所は高さ2メートル、幅3メートル、奥行き2メートルの旧カイツブリ水槽。昨年12月から2月中旬まで約600万円を掛けて改修した。千歳川をイメージした岸辺とし広く活動しやすく草や流木などを配した。ミンクは無類のきれい好きのため、トイレを2カ所設け、体を休める隠れ場所も設けた。寝ている様子は映像で確認できる。

 掛け流しの地下水は水温10~11度。暑さが苦手のミンクには快適な環境といえそう。水槽にはウグイなどを放流し、支柱のアクリル板に空けた穴を通り抜け、ミンクが自在に魚を追う姿を目にできる。けんかをするため、相性を見ながら展示するペアを決めるという。来館した親子は、ミンクの動きを見て「かわいいね」と目を細めていた。

 千歳水族館の菊池基弘館長は「哺乳類の展示は初めて。どんな動きをしてくれるのか、試行錯誤しながらミンクの生態を解明していきたい」と話している。

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