苫小牧市は今年度展開中の「ふくし大作戦」の一環で、高丘霊葬場(高丘)の待合室を畳敷きからじゅうたん敷きに替え、いす席を新設した。高齢者や障害者、膝を曲げて座ることが困難な利用者らから、いすの設置を求める声が多く寄せられていたことを踏まえ、リニューアルした。
待合室は遺族が火葬から収骨までの時間を過ごす場所で、高丘霊葬場には7室ある。以前は全室畳敷きで、うち5室に12~18人分のいす席を設けていたが遺族の高齢化などで、従来のいす席では足りない状況が続いていた。
市は誰もが快適に利用できる場所に―とふくし大作戦の一環で改修事業に着手。昨年7月ごろ、全室にパネルカーペットを敷き、いす128脚を導入した。
合わせてテーブル48台を設置。床に直接座ってくつろげるよう座卓テーブルも用意し、利用者から好評を得ている。
2022年度は燃焼炉の点検整備に加え、劣化が著しい待ち合いロビーのテーブルといすもリニューアルする計画を立てており、予算案に1810万円を計上した。
同課は「遺族が故人の死を悼み、別れの時間を心穏やかに過ごしてもらうためには、快適な空間整備が重要」と話している。
















