苫小牧緑小学校PTAでつくる読み聞かせサークル(佐々木由美子代表)が、3月に卒業する6年生のために「スペシャル動画」を製作中だ。新型コロナウイルスの影響で、当初計画していた読み聞かせイベントが中止になったことを受けた取り組み。19日には、苫小牧市元中野町の琵琶奏者小林充水(=じゅうすい=本名・充)さんの琵琶演奏で「耳なし芳一」の朗読を収録した。
8人のメンバーで月1~2回、校内での読み聞かせ活動を続けてきた同サークル。コロナの影響で2020年11月からは、音声を収めた動画を校内放送で流してきた。
今年は、2月下旬に6年生対象の卒業記念イベントを計画。久しぶりの催しにメンバーらは気合十分で、複数の演目を準備してきたが市内でも感染が急拡大し、中止を余儀なくされた。
耳なし芳一は、イベントで披露する予定だった演目の一つ。サークルメンバーが小林さん宅を訪れ、収録に臨んだ。小林さんはストーリーに合わせて琵琶を激しくかき鳴らしたり、ばちで弦をこすったりして悲しくも怪しげな音色を表現。視覚的にも楽しめるよう、サークルOGが描いた挿絵や小林さんが演奏する姿もカメラに収めた。
佐々木さんは「子どもたちに琵琶を生で見てもらいたかったが、かなわず残念」としながら「多くの人たちの協力で、子どもたちに動画を届けられることに感謝している」と笑顔。朗読を担当した諏訪淳子さんも「少しでも小学校生活の楽しい思い出になれば」と話す。
動画はDVD化して同校に提供予定。視聴の時間をつくってもらう。ゲスト出演した小林さんは「コロナ下でも、お母さんたちが精いっぱい頑張る姿は子どもたちの心にもきっと届く」と強調。「要望があれば市内の各学校にも出向く。気軽に声を掛けてほしい」と語る。
















