ごみ写真のモザイクアート 市の啓発ポスターに 環境汚染問題考えるグループ

ごみ写真のモザイクアート 市の啓発ポスターに 環境汚染問題考えるグループ
ごみの写真によるモザイクアートを使った市の環境保全啓発ポスター

 ごみ拾いを通して環境汚染問題について考える苫小牧市内のグループ「C.O.P~クリーンオーシャンプロジェクト」(畠山俊彦代表)のモザイクアートが、市の環境保全の啓発ポスターに採用された。全国各地で撮影したごみの写真を組み合わせ、「すてちゃダメ」「さかなが泣いている」などの言葉を表現した。市はポスターを100枚印刷し、公共施設や港関連の施設などに掲示する。

 ポスターはB2判。隙間なく配置した写真の濃淡や色合いで文字を描いた。海洋ごみの発生量を表す「年間800万t(トン)」や「あなたの街です」「それでいいの?」など、ごみをポイ捨てしようとしている人に訴え掛けるメッセージを込めた10種類。掲示場所はフェリーターミナルやフェリー船内、公共施設、小中学校などを予定している。

 畠山さんは市民の立場から海洋汚染問題に取り組もうと2020年7月、SNS(インターネット交流サイト)上に同グループを立ち上げた。住宅地や海岸でごみ拾い活動をしながら環境問題に関する情報を発信し、関心を寄せる全国各地の人と交流してきた。

 モザイクアートの制作はこの活動の一環。清掃活動で拾い集めたごみの写真をSNS上に投稿してもらうよう呼び掛けたところ、市内をはじめ札幌や帯広、恵庭など各地から約500枚の写真が集まったという。

 畠山さんは寄せられた写真を使い、昨年3月に「そこはごみばこ?」という言葉が読み取れるモザイクアートを自作した。これを目にした市ゼロごみ推進課の担当者が、作品の出来栄えや強いメッセージ性に感動。「市の啓発事業に利用したい」と畠山さんに申し入れ、モザイクアートのポスター制作が決まったという。

 担当者は「1枚1枚はごみの写真なのに、離れて見ると文字が読み取れる、とても面白いデザイン」と絶賛。「多くの人に足を止めて見てもらい、ごみ問題に関心を寄せてもらいたい」と話している。

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