IHで移住促進へ 日本代表選手輩出実績アピール 氷都の魅力前面に

IHで移住促進へ 日本代表選手輩出実績アピール 氷都の魅力前面に
北京冬季五輪で初の8強入りするなど活躍したアイスホッケー日本女子「スマイルジャパン」=8日、北京(AFP時事)

 苫小牧市は2022年度から、「氷都」のアイスホッケー(IH)を前面に打ち出した移住政策を推進する。北京冬季五輪で活躍した女子日本代表「スマイルジャパン」に苫小牧ゆかりの選手を多数輩出した実績や、市内に拠点を置くクラブチーム「レッドイーグルス北海道」をアピールし、IHの体験プログラムや滞在費用補助を通じて苫小牧への移住を後押しする。

 市の新年度予算案に「氷都とまこまい体感プログラム」の事業費250万円を計上した。人口減少対策に特化した総合戦略の位置付けで、財源の約9割にふるさと納税の寄付金を充てる見込みだ。

 同事業は、IHに関心があり移住を検討中の家庭を対象に、滞在費用の一部を補助した上で、冬期間に各種プログラムを用意する。具体的には、地元チームの協力を得てIHの交流体験を実施。参加者の希望を尊重しながら、移住後の生活のイメージが持てるような市内見学も予定している。参加者へのアンケート調査などでニーズを探り、今後の移住政策の改善にも役立てたい考えだ。

 市は18年度、総務省の関係人口創出モデル事業の一環で、道とも連携してIHを切り口にした初の移住促進事業を展開した。参加した2組4人がその後、苫小牧に移住を決め、今も市内で生活している。

 市内には屋内スケートリンクが4カ所あり、このうち白鳥王子アイスアリーナ(若草町)はナショナルトレーニングセンターの強化拠点施設に指定されている。各リンクを使ったゲームも幅広い年齢層で展開。日本代表選手も多数選ばれてきた。政策推進課の担当者は「『苫小牧でホッケーがしたい』という移住の相談を受けることもあった。氷都の特色を最大限に活用し、移住につなげていきたい」と意欲を見せる。

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