道独自「緊急事態」宣言発出から丸2年 知事「知見ない中で決断」 新型コロナウイルス対策には一定自負も

道独自「緊急事態」宣言発出から丸2年
知事「知見ない中で決断」 新型コロナウイルス対策には一定自負も
道独自の「緊急事態宣言」発出から2年について語った鈴木知事=2月25日、道庁

 鈴木直道知事が2020年に新型コロナウイルス対応の道独自の「緊急事態宣言」を、全道に発出して2月28日で丸2年を迎えた。25日の記者会見で知事は「当時は前例、知見もない状況の中で、とにかく道民の命と健康を守ることを第一に考えなければならなかった」と説明。そうした状況の中で「医療の崩壊を避け、接触の機会を抑えていくため外出を控えてもらうことをお願いしていこうと判断した」と振り返った。

 当時、法的根拠がない中、全国で初めて「緊急事態宣言」を発出してから2年が経過することについて記者団に問われ、答えた。

 現在は相談・検査・医療体制・ワクチン・治療薬などコロナと闘う体制が準備されているが、知事は「当時は、そういう環境ではない中で対策を講じなくてはいけない決断だった」と強調。さまざまな意見に関しては「政治家として、当時の決断の責任は背負っていかなければならない」と述べた。

 ただ、その後「私が名前を付けた『緊急事態宣言』が、たまたまだと思うが、特措法でも同じ名前が使われた」ことを指摘。さらに「特措法に基づく基本的対処方針を踏まえた中で、これまでさまざまな対策を講じてきた」が、2年前の道独自の「緊急事態宣言」の内容は「全く見当外れで、道民に行動変容をお願いする措置ではなかったのではないか」と振り返った。

 道内でもその後、流行の波を繰り返し、現在は「第6波」の真っただ中にある。2月27日時点の全道の感染状況は▽病床使用率39・6%▽重症病床使用率3・7%▽人口10万人当たりの新規感染者数302・9人(直近1週間)▽10万人当たりの療養者数514・2人(同)―。重症病床使用率を除き3指標が、道の警戒レベル「2」の基準を大きく上回り、3月6日まで全道域に「まん延防止等重点措置」を発令中だ。

 知事は「2月10日(4097人)がピークとなった可能性はあるが、2000人を超える新規感染者数が確認され、オミクロン株が拡大しており、予断を許さない」と警戒。「第6波」の抑制につなげるため、道民や事業者に重点措置への理解と協力を訴えている。

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