苫小牧市教育委員会は、国指定史跡・静川遺跡(静川)の3次元データを作成し1日、インターネット上で公開した。縄文時代の環壕(かんごう)集落、竪穴式住居の想像図と、発掘作業が行われた1982年当時の様子を表したものの2種類。拡大や縮小、回転させて見ることもでき、市教委は「まちに存在する貴重な史跡に親しんでもらうきっかけになれば」と話す。
静川遺跡は80年、石油備蓄基地の建設予定地で行われた埋蔵文化財分布調査で見つかった。住居や狩猟用の落とし穴、大環壕が発見されたA地区と、竪穴住居跡や墓、穴などが点在するB地区に分かれている。縄文時代の環壕集落遺跡はほとんど例がなく、重要性が認められ87年、国の史跡に指定された。
市はより多くの市民にこの史跡について知ってもらいたい―と、発掘調査報告書などを基に遺跡の全体像を忠実に再現した3Dデータを作成。
静川遺跡の縄文時代をイメージしたコンテンツでは、海に囲まれた台地上に大規模環壕が設けられていたり、住居が立ち並んだりしている様子を見ることができ、竪穴式住居の想像図も掲載されている。
もう一つのコンテンツでは、「墓」「建物跡」「落とし穴」などについて、調査当時の様子も知ることが可能。リンク先の市のホームページには、詳細な説明が載っている。
市教委生涯学習課は「家庭や学校などで楽しみながら遺跡について学んでもらえれば」と話す。
三次元データはスケッチファブと呼ばれるサイトで公開中。同サイトで「苫小牧市教育委員会」と検索、または市のHPの静川遺跡のページからアクセスする。URLは、https://sketchfab.com/tomakomai.gakusyuu
問い合わせは同課 電話0144(32)6752。
















