「奈落の声」を読む 17日 三浦綾子文学講演会

「奈落の声」を読む 17日 三浦綾子文学講演会

 三浦綾子文学講演会が17日午前10時から、苫小牧市豊川町3の糸井福音キリスト教会で開かれる。講師は、三浦綾子記念文学館(旭川市)の特別研究員、森下辰衛さん。1969年の短編集「病めるときも」から「奈落の声」を取り上げて語る。

 同作は、旅の一座の子である清志が炭鉱町の小学校で一日だけ触れ合った担任真樹子先生とのエピソードを描いた短編。清志は思いがけず泥棒扱いされ、絶望して失踪した母を呼ぶ。居場所を失った魂の叫びを聴く耳は担任にあるのか―三浦綾子の教師時代の体験が基になっている。

 講演では「その胸に抱えているのは何か」を副題に、清志の純真な思いがなぜ踏み付けられるのかなどを通し、私たちが失いかけている愛や優しさ、人間らしさを取り戻すヒントについて語る。

 聴講無料で、当日直接会場へ。問い合わせは同教会 電話0144(72)0703。

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