2カ月連続の悪化 2月道内景況は昨年6月以来低水準  新型コロナ感染拡大「第6波」直撃 帝国データ調べ

2カ月連続の悪化 2月道内景況は昨年6月以来低水準 
新型コロナ感染拡大「第6波」直撃 帝国データ調べ

 帝国データバンク札幌支店は、2月の道内企業の景気動向調査結果を発表した。景気DI(『良い』と回答した企業の割合から『悪い』とする企業の割合を引いた数値)は前月比1・6ポイント減の37・0となり、2カ月連続で悪化。オミクロン株による新型コロナウイルス感染拡大の「第6波」が景況を直撃し、昨年6月(37・1)以来の低水準となった。

 全国平均の景気DI(39・9)との比較では、北海道は16カ月連続で下回った。その差は2・9ポイントとなり、前月から0・3ポイント拡大した。

 企業の規模別では、前月に続き全規模で悪化した。大企業は1・4ポイント悪化して39・5となり、昨年9月以来5カ月ぶりに40を下回った。中小企業も1・6ポイント減の36・5となり、昨年6月(36・5)以来の低水準に。中小企業のうち小規模企業も1・4ポイント悪化して38・5に。大企業と中小企業の格差は3・0ポイントとなり、前月から0・2ポイント拡大した。

 業界別では、9業界中、8業界で悪化。大きく悪化したのは「小売業」で、衣料品や家電販売の大幅悪化を背景に前月から6・8ポイント減の29・2となり、業界で唯一30を下回った。「運輸・倉庫」も1・5ポイント減の31・8となり、5カ月連続で悪化した。

 改善したのは「不動産」のみで2・2ポイント増の49・2となり、9業界中、最も高い水準となっている。

 今後の先行き見通しでは、3カ月後が41・0(前月調査40・1)、6カ月後が43・2(同42・8)、1年後が44・0(同44・0)。前月に比べ改善を予想している。

 同支店では、道内への「まん延防止等重点措置」が21日まで延長されたことや、原油高・原材料高によるマイナスの影響を危惧する声が幅広い業界から寄せられていることを指摘。さらに「ロシアによるウクライナ侵攻によって、先行きの不確実性は増しており、景況感は低水準で推移する可能性が高い」とみている。

 調査は2月14~28日、道内企業1066社を対象にインターネットで実施。577社から回答を得た。回答率54・1%。

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