苫小牧市は2022年度、市民の転出入の手続きを簡素化する行政システムの改修に乗り出す。マイナンバーカードを活用し、オンラインで転出届と転入先の自治体への来庁予約をできるようにするシステムで、23年度中の運用を目指す。
転居に伴う手続きは現在、転出先と転入先両方の自治体窓口に出向き、申請を行う必要がある。システムを改修すれば、マイナンバーカードの電子署名機能を使うことで、転出届は窓口に行かなくてもスマートフォンやパソコンから手続きできる。転入先では、マイナンバーカードの提示など本人確認が必要なため窓口に出向かなければならないが、転出届時に予約ができ、「手続きは従来より簡単になる」(市ICT推進室)という。
21年度一般会計補正予算にシステム改修費460万円と、22年度当初予算にも980万円の事業費を計上した。同室は「市民の利便性が向上し、窓口の混雑緩和や事務負担の軽減にもなる」と期待を寄せる。
市は国の動向を見ながら、子育てや税、社会福祉関連の手続きにもオンライン化を拡大する予定。そのためにもマイナンバーカードの普及が不可欠で、4月中旬に市役所地下1階に開設するマイナンバーカードセンターなどを通じ、取得を呼び掛けていく。
市内のマイナンバーカード交付率は2月1日時点で41・8%。全道平均の37・9%を上回り、全国平均とは同水準となっている。
















