病床使用率6割超え 新型コロナ第6波の市立病院 重症患者は実質ゼロ 市議会厚生委

病床使用率6割超え 新型コロナ第6波の市立病院 重症患者は実質ゼロ 市議会厚生委

 東胆振の感染症指定医療機関として、新型コロナウイルス感染症病床を開設する苫小牧市立病院は9日、オミクロン株が猛威を振るう「第6波」の病床使用率が2月末現在、平均63・1%と高い水準にあることを明らかにした。今年1月以降、重症患者は実質ゼロが続いているというが、同病院は「リスク因子がある方が重症化することはある。感染対策の徹底は今後も重要」と強調した。

 9日の市議会厚生委員会(宇多春美委員長)で、橋本智子(民主クラブ)、松井雅宏(改革フォーラム)両氏に答えた。

 市立病院では昨年4月から今年2月末まで、コロナ感染症患者338人、疑似症患者47人が入院。病床24床だった昨年5月21日~10月18日は平均病症使用率31・8%、13床に縮小した同10月19日~今年1月17日が同6・6%だったのに対し、「第6波」で病床24床を再確保した1月18日以降、2月末現在で同63・1%に達しているという。

 一方、同院は「第6波で入院患者が急増した1月以降、集中治療室の入室や、人工呼吸器を使った患者はいない」と説明。その上で「持病がある高齢者が陽性になった場合、もともとの持病と相まって病状が悪化することもある」とし、市民に感染防止対策の継続を求めた。

 また、昨年8月18日に始めた重症化を防ぐ抗体カクテル療法は2月末現在、124人に実施したことも説明。中には1泊2日で退院した軽症患者もいたといい、14日から市内に開設される日帰り治療の「医療提供ステーション」が「とても心強い存在になる」と、負担軽減に期待を寄せた。

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