東日本大震災で被災した福島県の親子を苫小牧市内に招き、保養活動を行ってきた市民グループ「ふくトマ」(石田英人代表)は26日、市民会館で活動報告会を開く。10年間の活動を締めくくる事業で、歩みを振り返りながら自然災害におけるボランティアの役割や可能性ついて市民と考える場にしたい考えだ。
同会は同震災に伴う東京電力福島第1原発事故で、屋外活動が制限されてきた福島県の子どもと保護者に保養の場を提供するため、結成された市民団体。2012年から毎年夏に1週間ほど5~6組の親子を苫小牧に招待し、自然と触れ合いながらリラックスして過ごせる場を提供してきた。
これまで保養活動に参加した親子は43世帯、136人(20年は新型コロナウイルスの影響で中止)。滞在期間中に集まった地元ボランティアは、延べ約900人に上った。当初から、今年3月までの10年を目標に活動してきた。
報告会のテーマは「多様なボランティア~2つの災害から」。10年間の活動を振り返りながら、東日本大震災と胆振東部地震という二つの自然災害からボランティアの多様な在り方を考える。
3部構成で、第1部では昨年9月、福島第1原発から20キロ圏内を訪れた石田代表が福島の現状を報告する。
第2部はふくトマボランティアの長尾拓哉さんと厚真町在住の松原正明さん、福島県本宮市在住で13年からほぼ毎年、親子で参加した高野美生さんがパネラーとして登壇。発災直後や時間が経過した時点で求められているボランティア活動について、それぞれの立場から語る。
第3部では、ふくトマボランティアが活動の中で得た学びや気付きなどを発表する。
午後2時~同5時。参加無料で、定員50人(申し込み順)。会場では、ふくトマ10年間の歩みをまとめた報告書(1冊3000円)の購入申し込みも受け付ける。
石田代表は「多くの皆さんの協力により、10年間活動できた」と感謝。「報告会では災害について、ボランティアについて、そして原発について一人ひとりが考える機会にしたい」と話す。
参加申し込みは19日まで。申し込み、問い合わせは石田代表 携帯電話090(5223)5476。
















