苫小牧市は15日、青少年課に「とまこまい子ども・若者なんでも相談案内『KOWAKA(コワカ)』」を開設した。40歳未満の市民が抱えているあらゆる困り事に関する相談を、本人または家族などから受け付ける。問題点を整理した上、適切な支援機関につなぐ1次窓口の位置付け。一つの部署では解決が難しい複雑な悩み事を抱えている人へのサポートを強化することが目的だ。
近年、国内では経済的困窮やいじめ、不登校、引きこもり、若年者の自殺、児童虐待やDVといった家庭内の暴力、大人に代わって子どもが家事や育児をする「ヤングケアラー」などが社会問題化。さまざまな要因が複雑に絡み合っていたり、新型コロナウイルス禍で課題が深刻化したりしているケースも多い。
市に寄せられる相談についても一つの部署だけでは解決し切れないケースが増えつつあることから、部署をまたいだ横断的な対応が重要と判断。福祉部や健康子ども部、教育部の関係部署の課長職らを委員とした市子ども・若者育成支援検討会議を庁内で立ち上げ、数年かけて対策を練ってきた。
その一つとして考案された相談窓口のコワカでは困り事を抱える40歳未満の当事者をはじめ、家族、知人、地域住民から寄せられる子ども・若者に関するあらゆる相談に対応。相談内容を丁寧に聞き取り、問題点を整理して解決の糸口を探った上で市の担当部署や関係機関、NPO法人などにつなぐ。抱えている問題が複雑で「どこに何を相談すればいいのか分からない」という市民の困り事に目を向けた試みという。
市はこの取り組みの延長線上で、関係機関が専門性を生かしながら連携し、子どもや若者を支援するための横断的な組織体制の整備を計画。2023年度、「市子ども・若者支援地域協議会」の設置を目指している。まずはコワカで相談対応を進める中で、ニーズの把握や関係機関との協力態勢を構築したい考えだ。
市青少年課は「子どもや若者に関する相談であれば、どんなことでも対応する。一人でも多くの人の力になりたいと考えているので、気軽に利用してほしい」と話す。
(1)窓口相談(2)電話相談(3)インターネットを利用した簡易相談申請の三通りで対応。(1)と(2)は平日午前8時45分~午後5時15分。(3)は24時間受け付けている。
問い合わせ、相談は同課 電話0144(32)6759。



















