札幌市の秋元克広市長は16日、3月に市民、道民を対象に実施した「2030冬季オリンピック・パラリンピック招致に係る意向調査」の速報値を公表した。郵送、インターネット、街頭の三つの手法による調査とも招致に「賛成」「どちらといえば賛成」が5割を超えた。市長は「一定の支持を得る結果になった」とし、「市議会での議論も踏まえつつ、2030年大会の招致活動の次のステップへ進むため、今後関係団体へのより一層の協力を依頼していきたい」と語った。
札幌市内の18歳以上の男女1万人に行った郵送調査の回収は5775件。「賛成」は26%、「どちらかといえば賛成」26%と賛成派が52%。「反対」は22%、「どちらかといえば反対」17%で反対派が39%。「分からない」が9%だった。
札幌市民2200人、道民3340人を対象にしたインターネット調査では「賛成」が26%、「どちらかといえば賛成」が31%と賛成派が57%。「反対」「どちらかといえば反対」が各13%で反対派が26%。「分からない」が17%だった。
賛成の理由は「子どもたちに夢と希望を与えられるから」が1774件とトップ。次いで「北海道・札幌のPRにつながるから」(1467件)、「雇用創出や経済効果が期待できるから」(1170件)が目立った。一方、反対の主な理由は「開催に多額の予算が必要だから」が831件、次いで「他の施策に注力してほしいから」が536件、「北海道・札幌のみで解決が難しい。災害や感染症など不測の事態への対応が不安であるから」が460件だった。
札幌および道内6都市の映画館での街頭調査は回答2560件。「賛成」が41%、「どちらかといえば賛成」24%で賛成派は65%。「反対」は14%、「どちらかといえば反対」12%で、反対派が26%。「分からない」が8%だった。
市長は3割から4割前後の反対の回答には「反対の声は2014年に行ったアンケートの時よりも多い。結果を真摯(しんし)に重く受け止め、市民の皆さまとの対話を継続し、不安や懸念を払拭(ふっしょく)する努力を進めていきたい」との考えを述べた。
















