飲食店や観光業回復期待 まん延防止措置解除

飲食店や観光業回復期待 まん延防止措置解除
テーブルのセッティングを行う「炭火焼焼肉 久保屋」の久保代表=16日午後4時50分ごろ

 本道を含む18都道府県に適用中の新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」が21日の期限で全面解除されることになり、苫小牧市内の飲食店や観光関係者の間では期待と共に、引き続き感染対策を徹底させる」といった声が上がった。

 「措置が長期間だった割に、効果はいまひとつだったのでは」と語るのは「居酒屋 寛」(花園町)店主小野寛人さん(43)。生活スタイルの変化に伴う客離れを心配している。歓送迎会シーズンにもかかわらず団体予約は低調といい「暖かい季節を迎え、外出機会も多くなるはず。もっと忙しくなってほしい」と期待する。

 再開が見込まれる飲食業支援の「Go Toイート」事業については「現時点で重要性を感じておらず、登録の予定はない」と述べた。

 「お店に立てることがうれしい」と喜びの声を上げたのは「カフェ・マイド」(錦町)店主の高辻美枝子さん(49)。コロナ前に比べて売り上げは半分以下で推移しており「(営業自粛要請が繰り返されないか)不安も残るが、希望を持って営業したい」と意気込む。4月の団体予約が入り始め「ありがたい」と笑顔。「感染対策を徹底し、お客さんに会えることを心待ちにしている」と前向きだった。

 「炭火焼焼肉 久保屋」(同)は、コロナ下でも休まずに営業。代表の久保真一さん(34)は「売り上げは下がったが、肉屋さんや酒屋さんなどの助けにもつながったはず」と自負する。「お客さんとの接点を無くしたくない」と強調し、仮に同措置が繰り返されても「感染対策を徹底させ、店を開け続けたい」と力を込めた。

 同店は「Go Toイート」登録店だが、同事業は「しっかりした指標を示した上、再開させてほしい」と注文を付けた。

 スマイルホテル苫小牧(同)の藤田裕行支配人(44)は「3月は稼働率が下がっている。なんとか宿泊客が戻ってほしい」と解除を歓迎する。1月27日からの期間中、稼働率は前年を上回っていたが、今月に入ってビジネス客や周辺の飲食店を利用する客の宿泊が減少したという。藤田支配人は「4月に市の宿泊割引事業も始まる。ゴールデンウイークに向け、感染者数の減少と予約増に期待したい」と話した。

 道の駅ウトナイ湖(植苗)内で肉まんやドリンクを販売するテークアウトコーナー「プレジール」佐藤晶子店長は「苫小牧の入り口にある観光施設として、空港利用者の急減や札幌との往来自粛はとても苦しかった」と振り返る。

 野菜直売所としての顔も持つ同店は「物販も大きな収益の一つだが、土産品を買う客層はほとんど動きがなくなっていた」と言い、「客が戻ってくる見込みが立ち、すてきな春を迎えられたら」と期待に胸を膨らませている。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る