苫小牧市は、1日3回市内一斉に鳴らしている「希望の鐘」の吹鳴設備を4月1日以降、従来の小中学校の屋上や公園などのスピーカーから、各地域に設置された防災行政無線に切り替える。消防署屋上などのスピーカーからの毎日正午のサイレンも3月末で廃止され、同無線からの放送となる。
希望の鐘は次代を担う青少年の希望や市政発展のシンボルとして鳴らしている。吹鳴場所は1971年の市民会館(88年に市役所に移設)を皮切りに順次拡大。現在は、公募で決まったメロディーを25カ所で流している。
2020年度までに、市内全域計127カ所に設置された防災行政無線から流すことで、より聞こえやすくする。
現行の午前8時、午後5時、午後8時の吹鳴時間に変更はない。日々の放送を通じ、災害情報を発信する無線の位置や正常な稼働を市民に確認してもらいたい考え。市青少年課は「子どもたちの健全な生活リズムづくりにもつながれば」と話す。
31日は、現在使用している機器の電源を停止するため、午前8時以外は鳴らない。
災害発生時などの消防サイレンも4月1日以降、デジタル化された127カ所の防災行政無線から鳴らされる。毎日正午に市消防本部の本庁舎(新開町)や各出張所屋上のスピーカーから流れていたサイレンは3月末で廃止される。
同本部警防課によると、正午の吹鳴は本来、スピーカー機器が正常に機能しているかを確認するための試験放送。デジタル化で試験放送の必要がなくなったため、35年間続いた役割を終える。
サイレンの吹鳴は1987年3月にスタート。正午になると同時の4秒間吹鳴は市民の日常になり、「昼を知らせてくれる音」「休みに入る合図」といった好意的な声が多い一方、「寝かしつけた子どもが起きてしまう」「うるさい」などと一部否定的な意見もあったという。
















