引っ越しピーク 土日は混雑 国は時期の分散呼び掛け

引っ越しピーク 土日は混雑 国は時期の分散呼び掛け
苫小牧市内で行われている引っ越し作業

 新年度に向け就職や進学、人事異動のための引っ越しが苫小牧市内でもピークを迎え、引っ越し業者は安さやサービスをアピールしている。需要は今月下旬から来月上旬まで続くが、人手不足のため希望の多い土・日曜日を中心に業者が見つからないケースもある。国土交通省は経済団体などを通じ、引っ越し時期の分散を呼び掛けている。

 東胆振や日高を中心に事業を展開する赤帽北海道軽自動車運送協同組合苫小牧支部(新富町)は、10日時点で30件の予約があり、例年並みという。軽ワゴンを使用するため少量の荷物を運びたい人向きで、利用者は公務員が中心。勤務地が決まり次第、さらに受注が増えると見通す。

 2021年から土日祝日の料金を割り増しし、分散化を図っている。料金は例えば苫小牧市内から白老町で1台1万6000円~1万7000円など。同支部の佐々木直人支部長は「最近の傾向として、荷物を少なくするため家電は現地で調達するという人も多い」と話すが、17人いる運転手が協力して大型家電を運搬することもある。

 全国に店舗網を持つアート引越センター(大阪市)の苫小牧支店(新開町)は26日から4月3日がピークと予測する。予約は前年同期に比べて増加傾向にあり、土日や場合によっては金曜日も、すでに受けられない日があるという。

 コロナ禍で非接触のサービスを充実させ、利用客と営業担当者をオンラインでつないで見積りをしたり、単身者向けに荷物の内容や希望の日程を入力すると料金が分かるシステムを導入したりしている。同社の担当者は「単身から家族の引っ越しまで高品質のサービスを提供している。安心して任せてほしい」とPRする。

 国交省は、トラック業界団体とともに引っ越し混雑予想カレンダーを作成。今季は19日から4月3日が混み合うとした。同省自動車局貨物課は「4月中旬以降は一部を除いて比較的余裕がある。引っ越し時期の分散を検討してほしい」と呼び掛けている。

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