根付けコレクション見て 花園町の佐藤さん「愛好者と語りたい」

根付けコレクション見て 花園町の佐藤さん「愛好者と語りたい」
40年ほどかけて集めた根付けコレクションを手に笑顔の佐藤さん

 苫小牧市花園町2の佐藤俊昭さん(87)は、40年ほど前から、少しずつ集めてきた根付けコレクションを自宅の一室に展示している。コレクションは木や動物の骨の彫刻で、モチーフは動物や七福神など。約100個あり、階段状の棚に並べている。佐藤さんは「同好の士がいれば語り合いたい」と話している。

 佐藤さんは出身地の空知管内沼田町で27歳まで炭鉱労働をしていたが、苫小牧港(西港)が開港する前年の1962年に苫小牧市で運送会社を創業し、建設資材の輸送などを担った。48歳のころ、苫小牧駅付近にあったデパートで開かれた骨董(こっとう)市で鉱石や陶磁器の収集に目覚め、根付けにも魅入られていったという。

 根付けは、江戸時代に使われた印籠や巾着、たばこ入れの留め具として使われた装飾品。佐藤さんのコレクションは、1、2センチほどの小さなものもあるが、4センチほどの大きなものが多い。

 装飾はいずれも繊細に彫り込まれ、美術品としての価値は高いとみられる。ネズミやトラなど干支(えと)にちなんだものからこま犬、招き猫、七福神など縁起を担いだものも含まれる。

 入手先はもっぱら苫小牧市内で、知り合いの骨董業者に来てもらって気に入ったものを集めてきた。「一期一会で『いい』と思ったものだけここにある。話の分かる人と感動を分かち合いたい」と佐藤さん。公共施設への展示も検討したが、体調面などから断念した。「もし市内に根付けを集めている人がいれば話をしてみたい」と笑顔を見せる。問い合わせは佐藤さん 電話0144(72)4860。

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