ふれあいファーム活性化へ 苫西高美術部に看板製作依頼 南地域包括支援センター

ふれあいファーム活性化へ 苫西高美術部に看板製作依頼 南地域包括支援センター
農園に設置する看板作りに励む苫小牧西高美術部員たち

 昨年、敷地内の一角に農園「ふれあいファーム」を設けた苫小牧市南地域包括支援センター(新富町)。認知症高齢者の個別支援を目的に整備したが、今年度はより多くの人たちに関わってもらいたい考えで苫小牧西高校美術部に看板製作を依頼した。同部の輝川顕部長(2年)は「地域の皆さんの役に立てる活動ができてとても光栄」と話す。

 同センターは昨年6月、管轄エリアに住む70代の認知症男性の支援策として畑作りに着手。長年、駐車場として使用され石などが埋まっていた土地を掘り起こし、3・6メートル×2・8メートルの畑を完成させた。体を動かすことが大好きな男性は地域住民らの協力で、開墾から収穫まで農作業を楽しんだという。

 トマトやシソ、ダイコンなどを育て、収獲期には近隣の保育園児と交流。今年はさらに多くの高齢者や地域住民らに農園事業に関わってもらいたい―と今年1月、同部に活動をPRする看板作りを依頼した。

 デザインは同部の蹴揚正樹さん(2年)が担当。太陽と青空、ヒマワリに囲まれた高齢者や子どもたちがイモ、カボチャなどの野菜を手にほほ笑んでいるかわいらしいイラストを仕上げた。これを基に2月から部員13人で手分けし、看板製作を進めてきた。

 作業は終盤に差し掛かっており、「南地域包括支援センターの皆さんの思いに応えられる看板になりそう」と蹴揚さん。同じく部員の熊谷倭さん(1年)は「学校の近くに包括支援センターという施設があることを知らなかった。道行く人の目を引くような看板に仕上げたい」と語った。

 看板は今月中に完成し、畑に設置予定。高校生の協力について同センターは「看板作りが、若い世代が認知症について考えたり、関心を寄せたりするきっかけになればうれしい」と期待。今年の農園活動は5月中旬ごろに始める考えで、「さまざまな立場の人たちが関われるような地域交流の場として機能させたい」と意気込んでいる。

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