ウトナイ湖、残雪多くピーク読めず マガンの北帰行本格化

ウトナイ湖、残雪多くピーク読めず マガンの北帰行本格化
ウトナイ湖を飛び立つマガンの群=26日午前5時ごろ(日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ・ネイチャーセンター提供)

 苫小牧市のウトナイ湖は、渡り途中のマガンが次々と集まり、日々にぎわいを増している。同湖は渡りルートの中継地で、日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ・ネイチャーセンターによると、26日早朝には約2万3500羽が飛来。今年はまだ餌場となる湖周辺の田畑の雪が十分に解けておらず飛来のピークが読めないという。

 国の天然記念物であるマガンやヒシクイは冬場を本州の湖沼で過ごし、春に繁殖地のロシア方面へ向かう。

 ガン類は夜間、湖面で羽を休め、日の出とともにねぐら立ちする。昼間は周辺の田畑で落ち穂やデントコーンの粒などを食べ、日の入りに合わせてねぐら入り。やがて編隊を組んで繁殖地を目指す。

 同センターによると、マガンの飛来は例年3月中旬がピーク。昨年は13日に5万9400羽が確認された。26日早朝は風が強く、一斉に飛び立つ様子は見られなかったという。

 ウトナイ湖野生鳥獣保護センターやネイチャーセンターの自然観察路の一部は現在、今冬の大雪の影響で通行止めとなっている。

 同センターの中村聡チーフレンジャーは「野鳥は非常に繊細なので大声を上げたり、フラッシュをたいて撮影したりしないでほしい」と注意喚起。「観察路以外の場所には入り込まず、マナーを守って観察を」と呼び掛けている。

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