糖度高く品質に太鼓判 アスパラの収穫始まる 新ひだか

糖度高く品質に太鼓判 アスパラの収穫始まる 新ひだか
アスパラの選果作業が始まったファームホロ

 新ひだか町三石の幌村建設(幌村司社長)の関連会社「農業生産法人ファームホロ」で、春の味覚アスパラの収穫が始まった。「今年のアスパラは上々の出来」と味と品質に太鼓判を押し、出荷作業を進めている。

 グリーンアスパラを中心に、ホワイトアスパラ、ムラサキアスパラを生産。グリーンアスパラは4月上旬から5月上旬に最盛期を迎え、収穫は9月ごろまで続く。

 同ファームのアスパラは”太ゴロ”で甘味が強いのが特徴。高品質にこだわり、常に同じ品質で顧客の要望に応えられるよう細やかな品質管理に取り組んでいる。一流レストランやホテルからの注文も多く、関東や関西、札幌市内へ出荷している。

 コロナ禍の影響でレストランからの注文が減少し、売り上げが落ちた時期もあったが、昨年は一般顧客からの巣ごもり需要で少しずつ回復。今年は「まん延防止等重点措置」も終わり、レストランなどの需要増を見込んでいる。

 アスパラリーダーの木島誠二さんは「秋から冬にかけての天候が良かったので、糖度が高く味の良いものができた。収穫量も期待できる」と話している。

 ファームホロは2005年に幌村建設が新領域事業として設立し、アスパラガスと花卉(かき)の生産販売をしている。19年には食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる国内認証「JGAP」を、日高管内で初めて取得した。

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