コープさっぽろ(札幌市)は、店舗の発注システムや宅配経路の最適化に人工知能(AI)の活用を進めている。2021年8月から北大発のベンチャー企業、調和技研(同)と共同研究を始め、生産性や顧客利便性の向上に努めている。
コープさっぽろによると、宅配経路の最適化は実証実験を行った後、22年度中に運用を始める方針で、年間3万時間の削減を見込む。商品の発注や配達時間を減らすことで生まれる時間を、約190万人(2月1日現在)いる組合員への対応に充て、顧客の満足度アップを目指す。
調和技研とは定期的に勉強会を開き、▽コールセンター▽食品工場の不良品検知―など事業テーマを決め、ディスカッションしている。道内での研究開発環境の提供や優秀なエンジニアの地元就職支援なども行っていきたい考え。
既にAIを活用している発注システムやメモのデータ化のほか、今後は、アプリを通じて組合員へお薦め商品を案内するサービスなどを検討している。コープさっぽろは「北海道の企業同士が組むことで、北海道が抱える課題も見える。AIを使って少しでも解決していきたい」と意気込む。
















