新聞を読む時間、テレビのニュース番組を見る時間が長くなっている。攻撃開始から2カ月目に入りようやく停戦協議が本格化したロシアのウクライナ侵攻が原因だ。
丸2年を超えた新型コロナウイルス感染問題も合わせ、トップ、準トップのニュースには、常に重く、暗いものが選ばれている。これまで読むことの少なかった新聞のページを広げたりテレビでも新しいニュース番組を複数発見してチャンネルを合わせるようになった。登場する発言者は、コロナ禍では医療関係者や学者が中心。ウクライナ情勢では大学教授らに加えて防衛省防衛研究所の複数の研究官や元高級幹部自衛官らが加わっている。核や生物・化学兵器使用の可能性についても専門用語を使いながら軍事的な常識を説明し戦況を分析する。「ロシアの脅しに屈服していることになるのはどうか―」など、勇ましい解説が聞こえたりもする。
日本時間のきのう夕方からはトルコでロシアとウクライナの4回目の対面式の停戦協議が始まった。民放からNHKへチャンネルを切り替えながら、協議の成果を待った。ロシア軍の首都・キエフへの攻撃縮小など動きはあったもようだが停戦にはまだ、時間が必要なようだ。
平年を上回る暖かい日が続き軒下や車道脇の雪がかなり減った。しかし北海道は週末にかけてまた寒波に覆われるらしく天気予報欄に、雪だるまが復活した。ウクライナに暖かい春が届くのはいつになるのか。(水)









