道消費者苦情処理委 21年度相談7834件 消費生活センターの状況を報告

道消費者苦情処理委 21年度相談7834件
消費生活センターの状況を報告

 2021年度の北海道消費者苦情処理委員会が3月28日、委員7人が出席してウェブ会議形式で開かれた。事務局が、21年4月~今年2月の道立消費生活センターへの消費生活相談状況を報告した。

 道環境生活部くらし安全局の田辺きよみ局長は「詐欺的な定期購入商法による被害の発生に加え、(光回線をアナログ回線に戻せば料金が安くなると勧誘する)アナログ戻しの契約被害、偽通販サイト、サポート詐欺、電気の訪問販売トラブルなどの詐欺が相次いでいる」と指摘。4月からの成人年齢引き下げにも触れ「悪質業者のターゲットとなる深刻な被害を懸念する。SNS(インターネット交流サイト)を活用して啓発し、大学生協と連携して相談窓口を周知している」と述べた。

 21年度の相談件数は、前年同期比1・1%減の7834件。当事者の年齢は60歳代以上を除く他の年代で減少したが、いずれも19年度の水準を上回った。ダイエットサプリなどの「健康食品」をお試し価格で誘客する定期購入トラブルの急増が押し上げている。

 また、契約当事者の職業は20年度に急増した給与生活者がさらに2%増の2940人となった。

 契約・購入金額の合計は52・2%と大幅増の24億412万8千円。相談1件当たりの平均契約購入金額も41・8%増の56万4482円だった。契約・購入金額500万円以上の高額な金額階層が相対的に多く、最高額は架空の債権譲渡事案の4億8000万円。

 相談苦情に係る販売購入形態では20年度に大幅増だった「通信販売」が8・1%減の2958件。「健康食品」やマスクなどの「健康衛生品」が減少した。「訪問販売」は400件で16・3%増えた。内訳は「電気の小売り」、「書籍・印刷物」、「家具・寝具」など。

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