鈴木知事定例会見 感染再拡大を懸念 30代以下前週比1・2倍

鈴木知事定例会見 感染再拡大を懸念
30代以下前週比1・2倍

 鈴木直道知事は1日の定例会見で、新型コロナウイルスの全道の新規感染者数が再び増加に転じていることを説明し、「若い世代の新規感染者の動向に注意が必要」と指摘した。「今は感染再拡大を抑えていく重要な局面」と述べ、年度替わりで人の動きの活発化を警戒し、道が独自で取り組む「再拡大防止対策」(17日まで)の徹底を道民に呼び掛けた。

 道内の新規感染者数は、1日までの直近1週間の合計は1万1882人となり、前週(1万409人)に比べ1473人増加。この1週間は全国でも47都道府県のうち44都道府県で増加に転じている。オミクロン株の派生型で、より感染力の強い「BA.2」への置き換わりが懸念されている。

 3月31日時点の直近1週間の年代別の新規感染者数は、前週に比べ「60代以上」が843人と横ばいなのに対し、「30代以下」は8429人と前週の1・2倍に上昇。知事は「30代以下の割合が71%と7割を超える」と説明し、「まん延防止等重点措置が始まった1月27日時点の割合(67%)と同じ状況にある」と若者から高齢者への感染の広がりに警戒感を示した。

 また、2019年7月の参院選で、札幌市で街頭演説中の安倍晋三首相(当時)にヤジを飛ばした男女2人を道警の警察官らが排除したことの是非を問う訴訟で、道が1日、排除は違法な行為だったと認めた一審・札幌地裁判決を不服として札幌高裁に控訴した。知事は「道警において方針を検討すべきものと考えている。係争中の個別案件についてコメントは差し控える」と述べた上で、一般論として「表現の自由と、演説を聴ける環境づくりの両方を尊重することが大切ではないか」との考えも示した。

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