苫小牧市は今年度、家族の介護や生活困窮、引きこもり、家計のやりくりなどどこに相談したらいいか分からない悩み事に一元的に対応する「福祉の総合相談」に力を入れる。家族関係の希薄化や地域内での孤立化、新型コロナウイルス禍など複雑かつ複合的な課題を抱える市民が増えていることから、市役所1階の総合福祉課での相談体制を強化。担当者は「相談は電話でも受け付けるので気軽に連絡を」と呼び掛ける。
総合福祉課は生活困窮者自立支援法に基づき、2015年度に開設。「ふくし総合相談窓口」として経済的な事情から住居を持てない人や離職期間が長く、就労に不安を抱える人、経済的に行き詰まった人からの相談を受け付けて必要な支援を講じたり、他課で行っている支援につないだりしてきた。
年間500件程度の相談が寄せられてきたがコロナ禍で20、21の両年度は(約1000件)と倍増。相談者が抱える困り事は生活困窮のみならず、障害者福祉や高齢者福祉、児童福祉などの観点から支援が必要なケースも多いことから、相談体制の強化に乗り出した。
今月から、相談対応に当たる職員数をこれまでの5人から7人に増員。想定される相談事例を示したポスターを窓口に貼るなどし、来庁者に利用をアピールしている。
失業して生活に困っている人や引きこもりなどで悩んでいる人からの相談に加え、▽高齢の親が心配▽障害のある子どもの将来について相談したい▽仕事を失い、生活に困っている▽成年後見制度を知りたい―など、生活の中で抱えているあらゆる困り事に対応。課題を整理した上、他課と連携を取りながら解決策を探る。
福祉の総合相談を担当する伊藤千恵子さんは「問題が複雑過ぎて相談先が分からないという人も、まずは連絡を」と話している。
相談、問い合わせは市総合福祉課 電話0144(32)6189。相談は予約不要。
















