道は5日、北海道海外悪性伝染病警戒本部幹事会を急きょ開き、3月29日に札幌市内で発見された5羽のハシブトガラスから高病原性鳥インフルエンザが検出されたことと、死んだキタキツネ1頭を3月31日に回収し遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)を検出したことを関係機関を含む出席者ら30人に報告した。哺乳類の感染は国内で初めて。渡り鳥が北上し、野性動物が餌を求めて活動を活発化させることから、道農政部の野崎直人食の安全推進監は「農業施設への侵入防止と消毒の徹底を」と呼び掛けた。
キタキツネは、環境省の依頼でハシブトガラスを遺伝子検査した北大が3月31日、カラスの死骸があった地点付近で回収し、遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)を検出した。道は、キタキツネはハシブトガラスを捕食し、感染したと考えられるとし、人には感染しないと説明した。
併せて道は、既に現場周辺の家きん農場(100羽以上飼養)を立ち入り検査しており、担当者は「これまでに異常はない」と報告した。
野鳥によるH5亜型の確認事例は、現在までに全国で64例、今季は道内で30例と過去最多の勢い。札幌市は初めて野鳥重点監視区域に指定された。昨年11月から警戒態勢は最高のレベル3となっている。
道によると、道内の家きん農場(100羽以上飼養)は194カ所。道は、農場出入り口での石灰散布による車両の消毒、鶏舎出入り口での長靴など資材の消毒、家きんに触れる人の手指消毒の徹底と野鳥による感染防止のため餌やりの中止、家きん飼養農場の出入り業者等に対する注意喚起の協力を関係機関に要請した。
















