苫小牧市植苗の道の駅「ウトナイ湖」について市は今年度、2009年のオープン以来、初の改修工事を行う。屋内にキッズスペースを新設するほか、屋外からテークアウト用の飲食商品が買える専用窓も設ける。にぎわいの創出に向けて別棟の飲食テナント施設も造り、来年3月のリニューアルオープンを目指す。
市が整備した同施設は道内108番目の道の駅として09年10月に開業。鉄骨造り平屋建て(面積約950平方メートル)の施設に飲食・物販のテナント店や観光案内所、24時間トイレを備える。渡り鳥の飛来地でラムサール条約登録湿地のウトナイ湖の自然を満喫できる人気観光スポットで、20年度の来館者はコロナ禍でも約55万6000人を数えた。
開設から10年以上を経過した中で市は、利用促進に向けたリニューアル工事を計画。屋内の壁を改装するほか、正面入り口付近にある観光案内所を現在の事務所へ移設。観光案内所の場所は、遊具を置いたキッズスペースとし、家族連れに喜ばれる施設にする。
物販スペースのレイアウトも一部変更。野菜・海産物直売所を土産店と同じコーナーに移し、買い物の利便性を高める。また、「B1とんちゃん豚まん」やソフトクリームなどテークアウト商品を扱う店プレジールの入り口にあるガラスドアを撤去して入りやすくするほか、屋外からも購入できる専用窓も新設する。
さらに風対策のため、正面玄関や、湖畔につながる通路付近など施設周辺にコンクリート製の暴風壁を設置する。
改修工事とは別に、道の駅の近くに飲食商品を販売する別棟施設を建設する。木造平屋建て(面積約50平方メートル)で、4店舗が営業できる建物とする。今後、道の駅の指定管理者が運営方法を決める。
改修などの事業費は約1億6900万円。9月から屋外で一部工事を始め、来年2月末までに終える予定。作業の本格化に伴い、11月か12月ごろから工事完了までの間、道の駅のほか、隣にある展望台も閉館とする。駐車場は引き続き使えるが、トイレは仮設用となる。
担当する市観光振興課は「市民や観光客により足を運んでもらえる場所にしたい」と話している。
















