全道少年(U―12)8人制サッカー大会兼第19回JA全農杯全国小学生選抜サッカー大会IN北海道は9、10の両日、苫小牧市緑ケ丘公園サッカー場で開かれた。苫小牧地区のアレアレアは準決勝で敗れたが3位、ユーベルは2回戦で姿を消した。SSS札幌サッカースクール(札幌)が優勝、5月3日から神奈川県で開幕する全国大会への切符をつかんだ。
北海道サッカー協会など主催、苫小牧地区サッカー協会主管。全道各地の16チームが参加し、2日間にわたってトーナメント戦を実施した。試合は1ピリオド12分の計3ピリオド制。苫小牧地区からはアレアレアとユーベルが出場した。
▽決勝 SSS札幌サッカースクール5―1くりやまフットボールクラブ
▽準決勝 くりやまフットボールクラブ1―0アレアレア、SSS札幌サッカースクール3―2DOHTOJrU―12
▽2回戦 DOHTOJrU―122―0北海道コンサドーレ東川U―12、SSS札幌サッカースクール4―0ユーベル、アレアレア0―0開西つつじが丘Jr・FC(PK4―3)、くりやまフットボールクラブ0―0ベアフット北海道U―12(PK3―2)
▽1回戦 DOHTOJrU―123―0北見オニオンキッドサッカースポーツ少年団、北海道コンサドーレ東川U―121―1AVENDA FC U―12(PK3―2)、SSS札幌サッカースクール4―0北海道コンサドーレ釧路U―12、ユーベル2―0サフォークランド士別SCJr、アレアレア4―0ヴィエント・F・マリノ小樽F.C、開西つつじが丘Jr・FC1―0FC中標津、ベアフット北海道U―123―2北海道コンサドーレ室蘭U―12、くりやまフットボールクラブ5―1N―JSC滝川
―球際で競り負け 準決勝敗退―アレアレア
アレアレアは9日の1回戦で、ヴィエント・F・マリノ小樽F.C(小樽)に4―0で圧勝。続く開西つつじが丘Jr・FC(十勝)とは両者一歩も譲らないままPK戦へもつれ込み、4―3で制した。試合後、寺岡健監督は「緊張からか選手の動きが硬かった。まだ力を出し切れていない中で、このまま負けたら―と考えていた」と話し、僅差の2回戦に胸をなで下ろした。
10日の準決勝では、くりやまフットボールクラブ(空知)と対戦。2回戦に続いて拮抗(きっこう)した試合展開を見せたが、第3ピリオドで痛恨のゴールを許し、1点に泣く結果となった。
津山亘也主将(6年)は「球際の強さで及ばず、相手より1歩遅れていたのが決勝点につながった」と敗因を話し、「試合でできなかったことを強化して、次は勝てるよう頑張りたい」と悔し涙をぬぐった。
―「全員で勝てる チームを」雪辱誓う ユーベル
ユーベルは初戦でサフォークランド士別SCJr(道北)と対戦し、攻めの姿勢を崩さず2―0で勝利した。続く2回戦では優勝したSSS札幌サッカースクール(札幌)に0―4と力の差を見せつけられた。
試合後、野田篤志監督は「技術面では圧倒されたが、守りの意識を高く戦えた。選手たちはよく頑張った」と健闘をたたえた。
プレーや声出しでチームをけん引した多田蓮斗主将(6年)は悔し涙をこぼしながらも「次の試合までに技術面を磨き、全員で勝てるチームを目指したい」と奮闘を誓った。




















