第2級陸上特殊無線技士 苫高専で資格取得可能に

第2級陸上特殊無線技士 苫高専で資格取得可能に
確認書を手にする村本教授

 苫小牧工業高等専門学校(小林幸徳校長)は、今年度の電気・電子系卒業生から第2級陸上特殊無線技士の取得を可能にした。所定の科目を履修し、卒業後に申請すれば資格を得られる仕組みで、3月下旬に総務省に科目の確認を受けた。道内の高専では同校が初めて。

 第2級陸上特殊無線技士は、主にコミュニティー放送局や警察、タクシー無線などの近距離無線設備の技術操作を行う資格。国家試験に合格するか、講習会などの養成課程の受講、大学・高専・高校などで「無線通信に関する科目」を修了し、卒業すると資格が取得できる。

 苫小牧高専は、電気・電子系の2年生以上の必修科目として「電気回路」や「電気電子計測」といった科目を開設しており、5年生の選択科目である「電磁波工学」と「通信工学2」の履修・修了で得られる。

 卒業後のキャリアアップなどを目的に昨年度、科目内容を一部変更。「電磁波工学」に法律を学べる項目を追加し、「通信工学2」は衛星通信に関する内容を増やした。

 昨冬、総務省に申請書を提出。3月24日付で「電磁波工学」「通信工学2」「電気電子計測」の3科目が無線従事者規則で規定される無線通信に関する科目に適合しているとし、科目確認書が交付された。

 適用期間は2026年3月まで。今年度の卒業生から資格習得の対象となる。

 電磁波工学を担当する副校長の村本充教授(52)は、「教育内容が外部資格にも対応していることが証明された」と喜んでいる。

 第2級陸上特殊無線技士の科目確認校は現在、道外の高専や大学など20校。市内では、苫小牧工業高校情報技術科が長期型養成課程の認定校となっている。

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