苫小牧市保健センターの指定管理者、一般財団法人ハスカッププラザ(理事長・沖一郎苫小牧市医師会長)は15日、初めて更新した巡回検診車のお披露目式を行った。最新の胃部レントゲン撮影装置を導入し、従来よりも精密、低被ばくで検査できるようになり、同法人は「地域事業所のニーズに応えたい」とアピールしている。
市と市医師会が共同出資する同法人は、1999年3月と2010年1月、16年2月に胃部や胸部のレントゲン撮影を行う巡回検診車を購入。現在3台体制で事業所の健康診断や、肺・胃がん健診などに対応している。19年度実績で事業所約180事業所の約2万8000人が受診した。
老朽化した最初の1台の代わりに入れた新車両には、最新式の胃部レントゲン撮影装置を備えた。X線を画像に変換するシステムは、これまで旧型のI・I―DR方式だったが、主流のFPD方式にした。X線による透視の範囲はより広くなり、画像のざらつきも減少。被ばく線量は約4割低減できる。
購入費は約9000万円で、うち1000万円を苫小牧信用金庫(小林一夫理事長)が市に寄せた善意を活用した。新車両は1日から使っており、15日に同センターでお披露目式を開催。沖理事長、岩倉博文市長、小林理事長がテープカットを行った。
沖理事長は「立派な検診車。住民、企業の方に健康な生活を送ってもらえるよう、職員一同力を合わせて取り組む」と強調。岩倉市長は「すべての疾患は早期発見、早期治療が大事。一人でも多くの市民が活用してくれたら」と期待を寄せた。
















