殺処分 想定上回る進捗 道高病原性鳥インフル対策本部会議

殺処分 想定上回る進捗
道高病原性鳥インフル対策本部会議
防護服を着用して鶏の搬出作業に当たる担当者ら=白老町の鶏飼養施設(道庁提供)

 道は17日、第3回の北海道高病原性鳥インフルエンザ対策本部会議(本部長・鈴木直道知事)を開いた。前日の第2回会議で白老町の養鶏場に続き、網走市のエミュー飼養農場でも高病原性鳥インフルエンザの「疑似患畜」と判定されたことから、両施設での殺処分の初動状況を報告。鈴木知事は「白老、網走とも想定を上回る進捗(しんちょく)。防疫措置は初動での迅速な対応が重要。新型コロナ感染対策に万全を期しながら、防疫措置を進めてほしい」と指示した。

 白老町では16日午前10時55分から殺処分を開始。作業は3交代360人で24時間体制。1日で可能な殺処分数は3万~6万羽とされ、道は殺処分(埋却)に10日、その後の鶏舎の汚染物(餌やふん等)の回収・消毒完了に2日程度を見込んでいる。17日正午現在の殺処分数は16万5159羽で進捗率は32%と報告した。好天に加え、想定を上回る人員が集まり作業は順調という。17日は道職員、自衛隊、国、市町など計570人体制で作業を実施。道は現段階での防疫措置完了は27日以降の見通しを示している。

 一方、国からは獣医学の専門家と農林水産省職員、道職員で構成する疫学調査チームが16日午後に白老町入りし、17日午後には網走に派遣された。

 白老町の移動制限区域(3キロ以内)の周辺農場は2農場で飼養羽数は計20万1000羽。16日に立ち入り検査を実施済み。搬出制限区域(3~10キロ)は6農場で飼養羽数は計約47万7000羽。17日午後2時現在、周辺農場で異常家きんの報告はない。

 網走のエミュー飼養農場では17日正午現在の殺処分数はエミュー282羽、鶏115羽で進捗率は65%。エミューは大型のため作業は人手を要するという。周辺農場は移動制限区域内は4農場で飼養羽数は約54万羽。搬出制限区域は12農場で飼養羽数は約125万羽。17日に立ち入り検査を行っており、周辺農場に異常家きんの報告はないという。

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