天勇會所属・森兄弟 北海道CUPで健闘―次の舞台へ弾み 空手

天勇會所属・森兄弟 北海道CUPで健闘―次の舞台へ弾み 空手
北海道CUPに出場した森海渡(左)と有琉斗

 苫小牧市の空手道の天勇會(近藤大河代表)に所属する森海渡(北海学園大2年)、有琉斗(ウトナイ中3年)兄弟が、3月に旭川市内で開かれた第17回カラテトーナメント北海道CUP空手道選手権各部門で健闘した。男子一般の部クラスAを制して大会最優秀選手にも選出された海渡は、4月下旬の道外大会出場に向け「弾みになった。考えながら試合ができた」と手応えを語った。

 男女、年代別の各部門で頂点を競った一戦。海渡の男子一般クラスAは5人によるトーナメント、有琉斗の中学生男子2・3年クラスAは2人による決勝がそれぞれ行われた。

 1回戦不戦勝の海渡は、準決勝で松波碧(勇拳会)に延長の末判定勝ち。佐藤力斗(同)との決勝ではパンチ主体の攻めを「相手が嫌がるぐらい効かせることができた」と2分間の本戦で判定勝ちした。

 自身3年ぶりの大会優勝は通過点だ。来年から始まる就職活動などを見越して、今年1年が「空手に本気で取り組める最終の年」に位置付ける。勢い任せだったプレースタイルから、相手の数手先を読み、有効打や防御につなげる試合運びを習得してきた。

 見据える4月の道外大会では「優勝したい」と気合十分。近藤代表は「相手のスタイルに合わせた戦い方ができてきた。満足することなく、さらに持ち味を伸ばしてほしい」と期待する。

 弟の有琉斗は「相手との間合いをうまく取れなかった」と悔しい判定負け。道場ではもちろん、自宅でも兄の胸を借りながら技量向上に励む努力家は「後半にスタミナ切れでつぶれてしまっている。回り込んで手数を出せるようにしていきたい」と前を向いた。

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