完封投球し「カドックス」 日ハム加藤

完封投球し「カドックス」 日ハム加藤

 打ち取る投球が持ち味の日本ハム・加藤が本領を発揮し、わずか90球で自身2度目の完封をマークした。ストライクゾーンの中で勝負してバットを振らせ、次々とゴロアウトを積み重ねた。

 加藤の特長を考えて、新庄監督はこの日アルカンタラではなく石井に二塁を守らせた。狙い通り石井は好守を連発。野手にも助けられた加藤は「宇佐見の配球も僕の良いところをいっぱい出してくれた。本当に野手とキャッチャーのおかげ」と仲間に感謝した。

 米大リーグでは100球未満での完封は、名投手の名にちなんで「マダックス」と呼ばれる。新庄監督は加藤の名前をもじって「カドックス。安心感があった。素晴らしかった」と手放しでたたえた。

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