1日付で道立総合研究機構(道総研)の理事長に就任した小高咲(こたか・しょう)氏(59)は19日、道庁で記者会見し、「さまざまな技術の総合力を発揮し、北海道の未来を担う産業振興のための技術開発に、今まで以上に力を入れていきたい」と抱負を述べた。
小高氏は札幌市出身で、東大法学部卒。1986年に日本銀行に入行し、2017~20年に札幌支店長を歴任し、退職。現在は北海道経済同友会の副代表幹事などを務めている。
会見した小高氏は「今まで生きてきた金融や経済、文系の世界とは全く違う。まだ着任から3週間もたっていないので勉強中」と切り出し、道総研については「さまざまな試験研究と技術開発によって、北海道の産業振興、自然環境の保全、豊かな暮らしづくりに貢献してきた」と説明。ただ、気候変動や人口減少に加え、コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻と「想定外のことが起こっている」と社会経済環境が大きく変化していることも指摘した。
さらに「SDGs(持続可能な開発目標)や脱炭素、デジタル化が、社会が向かうべき方向として強く意識されている」とし、今後はこれらが「北海道の社会経済に大きな影響を及ぼす」と強調。こうした環境変化を踏まえ「頑健な地域社会づくりを目指した研究や、あるべき北海道の未来の姿を描き、提案していきたい」と意欲を示した。
















