3年連続で 500件超え 苫労基署管内 2021年労災

3年連続で 500件超え 苫労基署管内 2021年労災

 苫小牧労働基準監督署がまとめた2021年の管内(東胆振1市4町と千歳市)の労働災害発生状況(確定値)によると、休業4日以上の労働災害の死傷者は前年比13件減の583件となり、3年連続で500件を上回った。職場で新型コロナウイルスに感染して休業に至るケースが依然として多いという。死亡労災は同3件増の5件と急増。同署は各業界に対策の徹底を呼び掛けている。

 労災件数が前年を上回った主な業種は▽道路貨物運送業88件(前年比7件増)▽建設業78件(同21件増)▽卸売・小売業69件(同11件増)▽飲食店21件(同6件増)▽農業13件(同6件増)▽ゴルフ場11件(同1件増)。

 前年比で減った主な業種は▽製造業96件(同8件減)▽保健・衛生業71件(同38件減)▽畜産業37件(同14件減)▽清掃業25件(同3件減)。

 担当者は、病院などを含む保健・衛生業での労災激減について、「20年に比べコロナ感染が減ったことが大きい」としながら、「幅広い業種で依然として感染に伴う休業は多い」と指摘する。

 この他、原因別では転倒事故が同29件増の157件と目立った。

 死亡労災の5件の内訳は建設業が2件、製造業、林業、産業廃棄物処理業で各1件。重機を使った作業中の事故が多かった。

 同署は業種ごとの労災説明会などを通じて、作業時の安全対策に加え、改めてコロナ対策の徹底を呼び掛ける考え。担当者は「ちょっとぐらいはよいだろうといった甘えの積み重ねが大きな事故につながる」と強調。「改めて、各種作業の基本の順守を求めたい」としている。

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