「遊覧する状況ではなかった」。知床半島沖で26人を乗せた観光船が行方不明になった事故から一夜明けた24日、地元の漁船も捜索に参加した。観光船が強風の中、出港した判断について、漁師らからは疑問視する声も聞かれた。
オホーツク管内斜里町の地元漁師は「23日午前は漁に出たが、しけで波が高く帰ってきた」と振り返った。「客を乗せて遊覧する状況にはなかった」と指摘し、観光船の運航会社「知床遊覧船」(斜里町)の判断に首をかしげた。
観光船を運航する別の会社も「きのうの海は危ない状況。(同じ気象条件なら)出港しないと思う」と打ち明けた。
町役場ウトロ支所2階には、乗客の家族ら関係者が駆け付け、現地を訪れた斉藤鉄夫国土交通相らと面会した。「見つかってるなら詳細を教えてくれ。早く何とかしてください」などと訴える声が建物の外まで聞こえた。
現場海域では25日も、上空や海上から不明者の捜索が続いている。斜里町の馬場隆町長は報道陣に、「無事で発見されることを祈る。ご家族のケアをしっかりやっていく」と振り絞るように話した。





















