苫小牧市議会議員を対象とした性教育講習会が22日、市役所内の本会議場で開かれた。男女平等参画社会の実現に向けて4人の女性議員が企画した初の試みで、議員のほか岩倉博文市長ら市幹部など計約40人が出席。性に対するさまざまな知識に加え、「性教育は人権教育であり、健康と幸せな将来を守るために必要」との考え方が伝えられた。
講師は市内在住の助産師で、市内外で中学生や子育て中の親などへの性教育活動に取り組んできた中田知穂さん(36)が務めた。
中田さんは「学べなかった性教育~幸せになるために」をテーマに、生殖器の形態や構造、性行動の意味、妊娠や避妊、性感染症について解説。日本ではセックスについて教えることがタブー視されがちだが、性被害や望まない妊娠、性感染症などを防ぐためには正しい情報が不可欠だとして、「どんな事が危険かを理解していれば、行動もおのずと慎重になる。性をタブー視してはいけない」と強調した。また、「性教育は自分を知り、自身で人生をプロデュースするため、全ての人に必要な教育」と訴えた。
講習を受けた議員からは、「性教育を受けてこなかったため、知らないこともたくさんあった」「子どもの性教育を妻任せにしようとしていたことを反省した」「きょうの学びは命を守る講義だと思う」などの感想が上がった。岩倉市長は「性教育を人権教育の角度から見る人がたくさんいる社会であってほしい」と期待を込めた。
女性市議4人は昨年秋、男女平等参画を推進する市民会議(座長・岩倉市長)がオンライン開催した啓発イベント「自分らしさ応援EXPO(エクスポ)」で、ディスカッション動画を公開。この経験を生かし、今回の講習会を企画した。宇多春美市議は「みんなが健やかに過ごせる、性教育のまちづくりを広げたいと考えた。今後もこのような講習会を市内各所で開いていきたい」と語った。
















