白老町議会は25日、全員町議会を開き、町内の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザ感染への対応状況について町から報告を受けた。
16日に始まった防疫措置に関して町は、約52万羽の殺処分が24日午前9時までに終了したことを説明。戸田安彦町長は「全体の作業が完了するのはもうしばらくかかる見込み。早期完了に向け、引き続き道と連携していく」と述べた。また鶏肉や鶏卵の安全、安心のPRについても、道と連携して周知を図っていく考えを示した。
一連の防疫措置で、町は後方支援を担当。胆振管内の自治体やとまこまい広域農業協同組合の職員らと共に(1)町内の対策拠点に搬送される資材の受け入れ管理(2)搬出制限や移動制限区域、家禽(かきん)関連施設を通過する車などの消毒作業(町内4地点)(3)消毒作業に必要な水の補給作業(4)実働部隊の健康チェック(5)排出ごみの処理―の五つを担った。
殺処分を終えた道対策本部などは、発生農場の鶏舎の消毒作業などを進め、防疫措置の完了は5月中旬となる見通し。

















