北洋大 アジア7大学と交流協定締結 留学環境整備へ 年度内20校目指す

北洋大 アジア7大学と交流協定締結
留学環境整備へ 年度内20校目指す
これまでに締結した協定校の書類を披露する北洋大の職員

 苫小牧市錦西町の北洋大学(奥村訓代学長)は国際的に活躍できる人材の育成に向け、海外の大学との国際交流協定の締結を進めている。学生全員の留学を視野に、苫小牧駒沢大から北洋大に名称変更した昨年4月以降、韓国や台湾などアジア圏の4カ国7大学と締結。2022年度内にカナダなどアジア以外を含め20大学まで増やしたい考えで、新型コロナウイルス感染拡大が落ち着き次第、交換留学を実施する計画だ。

 同大は国際文化学部の1学部制。1~2年生を同大で、3~4年生を海外の大学で過ごし、卒業と同時に両方の大学の学位を取得できる「ダブル・ディグリー制度」を採用している。北洋大に在籍したまま協定校に留学できる仕組みで、4年間の最短修業年限で二つの学位を取得可能となっている。

 国際交流協定は昨年4月、台湾の国立高雄大と初めて締結。その後、インドネシアの国立ブラビジャヤ大、韓国の翰林(ハンリン)大、韓瑞(ハンソー)大、大真大の3大学、今年1月には台湾の呉鳳(ゴホウ)科技大、モンゴルの国立モンゴル科学技術大と結んだ。

 苫小牧の企業の海外進出をサポートできる人材を―と、まずはアジア圏で北洋大と同様に国際系の学部や学科がある大学を中心に選定。学生が興味、関心を広げられるよう航空学や工学といった特徴的な分野を有する学校をピックアップしてきた。

 協定は学生の交換留学や教職員の交流・交換、共同研究、シンポジウム、ワークショップへの参加などが主な内容。留学期間は半年または1年を想定しており、1大学につき毎年3~6人の送り出し、受け入れを想定している。

 昨年度は北洋大を通じ、市内の高校と韓国2大学をオンライン会議システム「ズーム」で接続。協定校の大学生や教授が大学の魅力、韓国の文化を紹介したり、北洋大のオープンキャンパス時に学校案内を行ったりした。

 現在、ベトナムやフィリピンなどアジア圏のほか、英語圏の大学とも新たな協定締結の交渉が進行中。同大の担当者は「4年間で学生全員が1度は留学できる環境をつくりたい」としている。

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